【70~74歳向け】高齢者講習(2時間)の内容や流れをとにかくわかりやすく

高齢者講習 2時間 予約

この記事に書いてあること

70歳以上の人が免許更新をするのに必要な高齢者講習についてまとめています。ここでは70~74歳が受講する2時間の講習についてピックアップしています。講習内容や手続き等についてわかりやすく解説しています。

目次

70~74歳の高齢者講習は2時間の講習です

70歳を超えて運転免許の更新を行う際には、高齢者講習を受ける必要があります。

それまでの免許更新手続きと全く異なるため、高齢者講習の通知が来て驚いた人もいると思います。いろいろやることは多いですが、手順にそっていけば問題なく免許更新は可能ですので、慌てずに手続きを行いましょう。

まずは全体の大まかな流れを説明します。

70~74歳の免許更新までの流れ
  • 誕生日の約半年前
    高齢者講習の通知ハガキが届きます。

    誕生日の約半年前に高齢者講習のお知らせが届きます。講習の期間が6か月あるため、「まだ大丈夫」と放置してしまいがちです。

    高齢者講習は2,3か月以上の受講待ちが当たり前になってきているため、ギリギリにならないよう、すぐに予約を取るようにしましょう。

  • ハガキに書いてある自動車学校等で講習の予約を取ります。

    最寄りの自動車学校等で高齢者講習の予約を取ります。予約の取り方は電話もしくは学校に直接行く方法とあります。

    予約の仕方が不安な人は直接自動車学校に行って説明を聞いてもよいでしょう。

  • 予約をした日に高齢者講習を受講します。

    ~74歳までの人は2時間の講習を受講することになります。

  • 更新期間中
    修了証明書を持って、警察署等で免許更新を行います。

    誕生日の1ヶ月前〜1ヶ月後が免許の更新期間です。高齢者講習を受けていても、期間中に入らないと免許更新はできないので注意しましょう。

全体の流れは上記のようになっています。~74歳の人は認知機能検査がないため、そこまで複雑ではありません。イメージとしては、今まで更新の時に受けていた短い講習が2時間になり、事前に自動車学校で受ける必要が出てきたと思ってください。

高齢者講習(2時間)の予約の取り方

免許更新の有効期限日の約190日前、つまり誕生日の5ヶ月〜半年前に通知ハガキが自宅に届きます。この通知ハガキがくれば、次の手順で進めてください。

高齢者講習の通知ハガキが来たら・・?
  1. ハガキに載っている最寄りの教習所を見つける
  2. 自分の予定を確認する
  3. 教習所に予約の電話をする
  4. 講習日を間違えないようにメモをし、講習日を待つ

教習所で予約を取る際に質問されることは、

  • 名前
  • 生年月日
  • 連絡先
  • 受講期間(通知ハガキに書いてあります)
  • 講習の車種(普通車or原付バイク)

となっています。講習内容が普通車とバイクで異なるため、予約の時にどちらで受講するかを質問されますので注意しましょう。

通知ハガキを見ながら電話しましょう。

ここで注意したいのは、とにかく早く予約を取る!ということです。すでに高齢者講習の予約待ちは問題になっており、混雑している地域では数ヶ月待ちは当たり前の状態となっています。

ある程度は自分の行事を後回しにしてでも高齢者講習を優先し、早めの受講をすることをおすすめします。

教習所が少ない地域は、予約がとりにくくなっています。早めに予約してください。

※警視庁HPより

高齢者講習(2時間)の講習内容

※画像は高齢者運転支援サイトより

高齢者講習当日に持っていく必要があるのは以下となります。

高齢者講習に持っていくもの
  • 高齢者講習の通知ハガキ
  • 運転免許証
  • 講習手数料(5,100円)
  • 筆記用具
  • メガネや補聴器(必要な人)

高齢者講習(2時間)の内容は以下のようになっています。

高齢者講習(2時間)の内容
  • 運転適性検査・・・動体視力、夜間視力及び視野を測定します。
  • 座学    ・・・交通ルールや安全運転に関する知識を再確認して、指導員より運転に関する質問などを受けながら講義を受講します。
  • 技能    ・・・ドライブレコーダー等で運転状況を記録しながら車を運転して、必要に応じて記録された映像を確認しながら指導員から助言を受けます。

講習が終了すると、その場で高齢者講習修了証明書が手渡されます。免許更新をするために必要なものなので、無くさないように注意しましょう。

高齢者講習の「よくある」質問

Q1、高齢者講習に不合格はあるのですか?

高齢者講習はあくまで講習のため、合格不合格はありません。受講すれば必ず高齢者講習修了証明書が発行されます。

Q2、運転するのに慣れている自家用車で高齢者講習を受けることは可能ですか?

原則は教習所の教習車を使うことになっています。ただし以下のように持ち込み車両で講習をすることを禁止されてはいないため、受講予定の教習所に確認されてください。

受講者の四輪車両の持込みについては、グループ指導であることから原則として行わないこととするが、受講者からの申出があり、車両の持込みによる指導を行うことについて、他の受講者に支障がなく、かつ、安全性の問題がない場合には、車両の持込みを認めても差し支えないものとする。

新潟県警察 高齢者講習等実施要綱より

Q3、高齢者講習は何人で行いますか?

高齢者講習は基本3〜4人のグループで実施します。2時間講習は75歳以上の人も対象(第3分類)になるため、70歳の人と80歳以上の人が同じグループで講習を受ける可能性もあります。

Q4、大型免許を持っているが、トラックで講習をしないといけないの?

特にトラックで高齢者講習を受ける必要はありません。普通車での講習を受けることで、高齢者講習の修了証明書は発行されます。

受講者が保有する免許の種類に対応する自動車又は原動機付自転車を使用すること。ただし、対応する自動車がない場合には、次の措置を採ることができる。
a 大型免許を保有する者は、中型自動車、準中型自動車又は普通自動車を使用
すること。

※ 警視庁 高齢者講習実施要綱より

Q5、普通免許を持っていますが、原付バイクしか乗っていません。普通車で講習を受けないといけませんか?

普通免許を持っている人が、原付バイクの高齢者講習を受けても問題ありません。普通免許の免許更新が可能です。

講習を受けた後の手続き

誕生日の約40日前になると、今度は免許証の更新通知ハガキが自宅に届きます。更新期間は誕生日の1ヶ月前〜1ヶ月後となっています。更新期間に入れば免許更新手続きを行ってください。(高齢者講習を早めに受講すれば、修了証明書は更新期間まで保管しておく必要があります)

高齢者の人が免許更新手続きをする時に持っていくものは以下となります。

免許更新の際に必要なもの(高齢者講習を受けた人)
  • 運転免許証
  • 高齢者講習修了証明書
  • 手数料2,500円
  • メガネや補聴器(必要な場合)

住所地の警察署で手続きをするのがスムーズだと思われます。というのも高齢者講習を受講しているため、今まで免許更新時に行っていた講習(優良なら30分など)は受ける必要がありません。

そのため免許更新の際には適性検査(視力検査など)を行うのみとなるため、あまり時間がかからないというわけですね。

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