この記事に書いてあること
免許を取ってから1年以内の違反等で受講する必要が出てくる初心運転者講習。軽い気持ちで受けずにいると大変なことになります。
初心運転者講習について
そもそも初心運転者講習とは
初心運転者期間に交通違反などをして、一定の基準に達した人が受けないといけない講習です。通知があってから1ヶ月以内に受講する必要があり、受講しないと再試験を受ける必要が出てきます。
初心運転者期間ってなに?
準中型、普通、普通二輪、大型二輪、原付の免許を取得してから1年間の間を初心運転者期間といいます。その名前の通り、その免許の初心者ということになりますね。
初心運転者講習はこの期間が、その人の免許人生の中でも非常に事故・違反率が高いことから設定された制度となります。
初心運転者講習に関するQ&A
初心運転者講習はどこで受けられる?
初心運転者講習は技能(実技)を含んだ講習となるため、原則は自動車学校で実施しています。(全ての自動車学校で行っているわけではないため注意)
講習の通知ハガキに日時や講習の実施場所なども記載(指定)されているため、それを確認しましょう。(自分で予約をしないといけない所もあります)
1ヶ月以内に受けられない場合はどうする?
やむを得ない理由(海外旅行・災害)がある場合は初心運転者講習の受講日を変更できるといわれています。
またその際にはきちんとした手続きを踏めば期間の延長もできるのでどうしても難しい、といった場合には講習の通知ハガキの連絡先に相談してみましょう。
時間、費用はどれくらいかかる?
初心運転者講習の時間、費用は該当する免許によって異なります。
準中型 | 普通 | 普通二輪 | 大型二輪 | 原付 | |
---|---|---|---|---|---|
費用 | 15,950円 | 15,250円 | 18,750円 | 19,800円 | 10,700円 |
時間 | 7時間 | 7時間 | 7時間 | 7時間 | 4時間 |
※全て通知料(900円)含む
つまり原付で半日、その他の免許ならば丸一日の講習が必要となります。上記で書いているように基本的に平日しか行っていないため、社会人の人ならば会社を休まないといけないかもしれません。
講習費用もかなり高額になるため、大きな出費となります。なるべくなら受けたくない講習になりますね。
再試験になる条件は?
初心運転者講習を受けなくてもすぐに免許取消しになるわけではありません。1年の初心運転者期間が終了した後に再試験通知が来ることになります。
また初心運転者講習を受講したとしても更にその後に違反をし、一定の基準にまた達してしまった場合にも再試験となります。
この再試験では
- 学科試験、技能試験(原付は学科試験のみ)
を行います。ただし基本的には免許試験場で行うこととなりますので、俗にいう一発試験を受けるようなイメージです。
これに合格できるようなら教習所に行かずとも免許が取れるってレベルですね。正直合格は難しいのではないでしょうか。
この再試験に不合格、または正当な理由もないのに受けなかった、という場合には免許取消(該当する免許のみ)となってしまいます。
まとめ:初心運転者講習を受ける必要がないように安全運転を・・
初心運転者講習は、初心者ドライバーに事故・違反が多いという理由から存在しています。安全運転・交通マナーを心掛けて、違反事故のない初心運転者期間を過ごせるように頑張って下さい。