教習指導員になりたい人がチェックすべき「入社してはいけない自動車教習所」

運転免許コラム
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教習指導員になるための方法は「教習所に入る」のが一番

教習指導員(自動車教習所の教官)になりたい!!

という人は少なからず存在するでしょう。

教習所業界は夜も遅く土日も働いているというブラック業界のイメージから、助手席に乗っているだけの楽そうな仕事だろうというイメージもある不思議な業界ともいえます。

この教習指導員になるためにはどういった手続きをすれば良いのでしょうか。

答えは一つ、教習指導員の資格を取得すればいいのです。この教習指導員の資格は公安委員会が認める個人資格となり一生ものです。一度取得してしまいさえすれば、よっぽどの事がない限りは資格が無くなることはありません。

では教習指導員資格はどのように取ればいいのでしょう。書店の「資格」コーナーにはおそらく本は置いていません。というのも、

自動車教習所(自動車学校)に勤めていない限りは、ほぼ資格取得が不可能

なのです。その理由なのですが、教習指導員はただ資格を取得すればいいだけではなく、その前後で下記に示される教養(研修)が必要となるのです。

  • 現場事前教養(教習所で仕事しながら学ぶ)…90時限
  • 教育研修(公安委員会の行う講習会)…56時限

審査までに合計146時限の教養科目を受講。
審査合格後、

  • 現場事後教養…24時限

総合計170時限の教養科目を受けます。

SDSグループHPから引用

このように非常に多くの研修を受ける必要があるため、教習指導員資格を個人で取得するのは現実的には厳しいのです。

では

教習指導員になるために自動車教習所(自動車学校)に入社しよう!と思ったあなたちょっと待ってください。

ホワイト体質かブラック体質なのかは各教習所によって全く異なります。

今から入社する教習所選び、それがその後の天国と地獄の分かれ道となりますので慎重に選ぶようにしましょう。

求人で「ブラック教習所」「ホワイト教習所」を見分ける方法

自動車教習所(自動車学校)には大きく分けて2つの営業形態があります。

  1. 公営の教習所
  2. 民間の教習所

です。それぞれ説明すると

公営の教習所は交通安全協会など、警察関係の組織が運営している教習所となります。特徴としては、

  • 数自体は減少傾向にある
  • 公務員的な考えで営業している

というところです。他の業界と同じく民営化が進んでおり、公営の教習所は減少傾向にあります。それに加えて営業も公務員的な考えで行なっている(そもそも集客するというイメージがない)ため、仕事は楽であるけれど生徒の確保が難しくなり、先細りとなっている場合がほとんどです。

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将来性はほとんどないと思っていいでしょう・・。

では入社するなら民間の教習所となりますが、民間の教習所はどういった場所になるのでしょう?

民間の教習所は、いわゆる一般的な普通の会社です。現在はほとんどの教習所がこの形態となっており、普通に社長がいたりする株式会社の形をとっています。特徴としては

  • 利益優先での仕事となりやすい
  • 経営者によって考えや労働環境がさまざま

というところです。つまり同じ教習所という名前でも、ブラックであるかホワイトであるかは経営者によって変わってくるという事です。

最初に入社する自動車教習所を見極めることは非常に重要となります。

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ではホワイト企業な自動車教習所の見分けかたをご紹介します。

年間休日105日以上

指導員 年間休日

まず確認して欲しいのはその会社の年間休日です。正直な話、自動車教習所は年間休日が少ない業界と言えます。

年中生徒が絶えないような教習所ならば問題ないですが、一日の中で長く働くよりも少しでも日数を多く出勤してもらって夜間などの教習生が多い時間帯に教習をしてもらった方が良い、と考える教習所も多いです。

公務員や大手企業は120日あるのが当たり前になってきているため、休日数はそれに近いものがいいですね。

教習所で求人を探す場合には、年間休日は最低でも105日以上はあるところを選びましょう。

逆に年間休日が100日以下はまず検討から外しても良いでしょう。

一年単位の変形労働制

現在、自動車教習所の多くは「一年単位の変形労働時間制」を導入しています。

「一年単位の変形労働時間制」は、簡単にいうと月や日毎に労働時間を調整できるという制度で、夏休みや高校生シーズンなど繁忙期と閑散期が月ごとではっきりしている自動車教習所業界にぴったりな制度となっています。

正直な話、この制度を導入しているかどうかだけではブラック教習所かホワイト教習所かは判断がつきません。なぜなら導入している理由が

  • 教習指導員の残業代を抑えたい
  • 閑散期に従業員を楽にしたい

のどちらであるか判別つかないからです。他のチェック項目と合わせて、その教習所がどちらの理由で変形労働制を導入しているか判断してみましょう。

休校日の曜日設定

休校日 教習指導員

自動車教習所の休校日は、HPで簡単に確認することができます。

休日=全て休校日という訳ではありませんが、逆に休校日はほぼ間違いなく休みとなるため、チェックする際の重要な要素となります。

おおよそですが以下のように分けられます。

  1. 年中無休
  2. 定休日(平日)あり
  3. 定休日(土日)あり

1の年中無休は完全なシフト制となり、休む曜日はバラバラになるでしょう。

2、3の定休日ありですが、休校日が週2日あれば休みはほぼそれだけと思って間違いないと思います。逆に週1の休校日の場合は、もう一日がシフトでバラバラに休みになりますね。

土日休みを希望する人は特に注意が必要な部分です。

教習の時間割

教習所の時間割もHPからチェック可能で、非常に重要な項目です。なぜならばその教習所の時間割がイコール、あなたの労働時間となるからです。

例えば

  1.  9:30〜18:30の教習所
  2.  9:30〜20:30の教習所

ではどちらの方が働きやすいでしょう?

答えは1の教習所ですね。理由はほぼ間違いなく18:30で帰れるからです。

逆に2の教習所では基本が20:30までの仕事と思った方がいいでしょう。夜間に教習生が多いと見込んでの営業時間なので、夜を主体にシフトを組んでいる可能性が高いからです。

夜遅くまで営業している教習所は要注意。

取り扱い車種

教習所は場所によって、教えている車種が異なります。例えば

  1. 普通免許と二輪免許の教習所
  2. 大型免許やけん引免許もある教習所
  3. 二種免許も行なっている教習所

と様々です。ではどの教習所が働きやすいでしょうか?

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ズバリ、1の教えている車種が少ない教習所です。

なぜならば車種が多ければ多いほど、あなたが教えないといけない(資格を取得しないといけない)ものが増えるからです。

普通免許と二輪免許だけならそれに特化していけば良いですが、トラックやバスの免許など教える免許が増えれば増えるほど当然仕事は大変になります。

職員数

教習所 職員数

職員数はなるべく多い教習所をおすすめします。

職員が少なければ少ないほど、個人の負担は大きくなります。一人でいろんな車種を担当したり、車両整備やコース整備をしたりと大変です。

また割と人間関係が難しいのも教習所業界です。合わない上司や同僚がいたとしても職員の数が多ければ接する機会が少なくてすみます。

周辺にある大学の数

周辺にある大学は多ければ多いほど良いです。斜陽と言われる教習所業界ですが、大学などが周辺に多くある教習所はまだまだ元気です。

お客集めなどの営業を気にすることなく仕事ができるため、教えること(教習業務)に集中できます。

潰れそうな教習所ならば(そもそも求人してない?)給与や賞与も怪しいですし、ずっと働けるのか心配しながら仕事するのも嫌ですよね。

まとめ

では上記のことをまとめてみますと

  1. 年間休日が最低105日以上
  2. 一年単位の変形労働時間制かどうか
  3. 休校日で休みの曜日チェック
  4. 時間割で夜間が何時までかをチェック
  5. 取り扱い車種は少ない方がいい
  6. 職員数は多い方がいい
  7. 周りに大学は多い方がいい

となります。全てを満たす教習所がどれくらいあるかはわかりませんし、どこまで妥協するかを判断するのも必要となります。

結構めんどくさいなぁ・・。

と思うかも知れません。しかし教習所業界は、一度就職すればなかなか転職するのも大変です。長く働ける自動車教習所かどうかはよく吟味してみてください。

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