【補習や追試】合宿免許で受からなかったらどうなるの?【延泊になる?追加の費用は?】

合宿免許 補習 延泊 追加費用

合宿免許に通う予定だけど、きちんと卒業できるのかな・・?

運転が下手だったり、試験に落ちた場合にはどうなるんだろう。

という悩みにお答えします。

この記事でわかること
  • 合宿免許で補習や追試になったときの期間や費用がどうなるか?
  • 補習や追試にならないためのポイント
目次

合宿免許では基本的に最短スケジュール

普通免許では2週間程度で卒業できる

普通免許を合宿免許で取得するための期間はおよそ2週間です。一日に運転できる教習に上限があるために、法令上最短の期間となります。合宿免許では、この普通免許を取るための最短の期間(約2週間)でスケジューリングされていることがほとんどです。

理由としては様々ありますが、特によくあるものとしては

  •  最短期間なら宿泊費用や食事代の合宿側の出費が抑えられる
  •  最短期間の方がスケジューリングしやすい

というのが大きいでしょう。では必ず2週間の予定で卒業できるかというと、そうではありません。実際には予定していたスケジュールがずれてしまう可能性もあるのです。

ではその「スケジュールがずれる」理由についてみていきましょう。

合宿免許でスケジュール通りにいかない原因とは?

スケジュール 延泊 延びる

では実際に合宿免許でスケジュールどおりいかない、というのはどういったことが原因として考えられるでしょうか?次の一覧をご覧ください。

合宿免許でスケジュール通りいかない原因
  •  運転の教習がうまくいかず、補習教習となる
  •  技能検定(運転の試験)に不合格になる
  •  仮免学科試験で不合格になる
  •  遅刻や寝坊などで、予定の教習を受けることができなかった
  •  体調不良などにより、予定の教習を受けることができなかった

スケジュール通りいかない理由、意外とたくさんあって驚いた人もいるのではないでしょうか?

では一つずつ確認していきましょう。

運転の教習がうまくいかず、補習教習となる

運転がうまく上達できず、補習教習が発生した場合のことです。一日に運転できる教習には上限(一段階2時限、二段階3時限)があります。合宿免許ではこの上限一杯までスケジュールされているため、

これじゃ試験が怖いから、今日もう1時限運転しよう。

という訳にはいかず、後日補習を行うことになります。そしてその分、日程がずれ込んでしまい、最終的には卒業予定日まで変わってしまう結果になります。

また補習教習で1時限多く運転するため、補習費用も別途かかってしまいます。注意しましょう。

技能検定(運転の試験)に不合格となる

自動車学校での技能検定は全部で2回行われます。

  • 修了検定(仮免許を取るための試験)
  • 卒業検定(卒業するための試験)

となっており、試験なので当然不合格ということもあります。また自動車学校での技能検定は原則1日1回となっているため、予定日の検定に不合格となれば日程がずれ込んでしまいます。

また技能検定に不合格になると、必ず補習教習を1時限以上行う必要があります。補習教習料+再検定料の費用が追加で発生します。

仮免学科試験で不合格になる

修了検定合格後に受験する仮免許を取るための学科試験、それが仮免学科試験です。難易度が高いとは言えませんが、

  •  正誤式
  •  50問中45問以上の正解(90%以上)

となっており、合格ラインのボーダーが90%以上と高いため、対策をしっかりしていないと簡単に落ちてしまう可能性があります。

学科試験の追試には1,700円が必要となります。

費用はあまりかかりませんが、延泊がツラい。

遅刻や寝坊などで、予定の教習を受けることができなかった

自動車学校での教習は原則、遅刻をした場合に受けることはできません。いくら合宿免許でも、24時間管理されている訳ではないのです。寝坊などで予定の教習を受けることができなければ、その分の調整をするのは非常に難しいため、ほとんどの場合でその後のスケジュールはずれていくことになります。

またこの場合は自己責任の割合が高いため

  • 教習のキャンセル料
  • 延泊の宿泊費
  • 食事代

などを請求される可能性が高いでしょう。

体調不良などにより、予定の教習を受けることができなかった

最低でも2週間程度の泊まり込みになる合宿免許。普段とは違う生活の中で、体調を崩す可能性も否定できません。もし仮に体調不良により予定の教習を受けることができなくなれば、やはりその後のスケジュールはずれていくことになるでしょう。

可能性が高いのは「仮免学科試験で不合格」!?

この中で可能性が一番高いのは「仮免学科試験で不合格になる」といえるでしょう合宿免許では入校してから約1週間で仮免学科試験を受験しなければいけません。

全く無知の状態から仮免学科試験に合格できるようになるまでは、かなり努力して勉強する必要があります。合宿免許の売りでもあるアクティビティや観光で気がそれていると、思わぬミスをしてしまうかもしれません。

合宿免許で補習や追試にならないためのポイント

補習 追試 ならない

では合宿免許で補習や追試にならないポイントをご説明しましょう。それはとにかく、

仮免許を取得するまでは、運転も勉強も必死になって頑張る!!

ということです。(仮免許を取った後は気を抜いていい、という訳ではありませんよ)

合宿免許に関わらず、自動車学校での教習で難しいのはやはり最初の内です。運転も全くしたことがない初心者が、仮免を取るまでには努力が必要です。実際に私が自動車学校に勤めていた時でも、補習教習が発生するのはほとんどが一段階(仮免許取得までの段階)でした。

なかなか運転技能が上達しなかった教習生でも、仮免許を取れるレベルまで行けば二段階に苦労することは少ないですね。

また同じように、学科の勉強のほうも仮免許を取るまでにとにかく頑張ってみましょう。合宿免許で行う学科試験は仮免許学科試験のみです。最後に運転免許を取りにいく本試験は、合宿免許を卒業した後になります。

卒業後になんとでも勉強できるのです。

合宿免許で補習や追試にならないポイントは「仮免許前にある」ということを忘れないようにしましょう。

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