合宿免許と通学免許、どっちが良いの?
運転免許の取得を考えている人が悩むこと、それは合宿免許と通学免許のどちらを選ぶ方がよいのか?ということです。これは一概にどちらが良いといえるものでもありません。
合宿、通学のどちらにもメリットデメリットがあります。そして免許を取る人の条件によってもそれは変わってきますね。
合宿免許と通学免許の特徴や比較をわかりやすく紹介しています。
合宿免許と通学免許のどちらが自分に合っているか、じっくり考えてみましょう。
合宿免許、通学免許ってそもそもどんなもの?
「合宿免許」と「通学免許」とは一体どんなものでしょう。
合宿型の自動車学校のこと。自動車学校が準備した寮やホテル、下宿先などで泊り込みをしながら免許を取得するシステム。最短で卒業までのスケジュールが組まれることが多い。
合宿免許は基本的に県外など遠くの場所に行くことが多く、通学免許は地元の教習所という感覚が強いですね。
「合宿免許」のメリットデメリット
- 短期間での免許取得が可能
- 免許取得費用が安い
- 旅行気分が味わえる
- 2週間のまとまった休みが必要
- スケジュール通りいかなかったら大変
合宿免許では2週間程度で免許が取れるスケジュール(普通免許の場合)が一般的です。これは法律上のほぼ最短日数となるため、早く免許が取れるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
また多くの合宿免許は、通学と比べると免許取得費用が安いです。宿泊費用や食事代などを含めてもかなり安く料金設定されている場合が多く、安価に免許を取得したいという人にはおススメできる部分といえます。
また合宿免許は居住地とは違う県に行く場合が多いため、旅行気分が味わえるという特徴があります。北海道や沖縄にも合宿免許は存在するため、普段なら行けないような場所を選んでみても面白いかもしれませんね。
合宿期間中に用事ができたので途中で一時帰宅する、というのは原則できません。社会人や学生さんでも普段の生活から2週間のまとまった休みを取らなければいけないというデメリットは大きいといえますね。(一時帰宅できるプランがあるところも)
また免許取得までをスケジューリングされているため、予定外のことが起きればスケジュールが全て変更、延期となってしまいます。例えば、
- 病気になり教習ができない
- 寝坊や遅刻
- 運転がうまくいかない
- 学科試験で不合格
などがあれば、基本的に卒業までの期間は延期となります。不安がある人は延泊などの保証があある自動車学校を選んだほうが良いでしょう。
「通学免許」のメリットデメリット
- 仕事や学校と並行して免許取得ができる
- 自分のペースで進められる
- 免許取得までに時間がかかりやすい
- 自分で教習予約を取るのが面倒
通学免許は自宅の近くの自動車学校に通う場合がほとんどです。そのため仕事や学校帰り、休日などを利用して免許取得を進めることが可能です。
自動車学校の時間を+αするだけで済むので、時間的な負担は少ないといえます。
また通学免許は自分で教習の予約を取ったり、担当指導員と打ち合わせをして、少しずつ予定を立てていくのが一般的です。私生活が忙しい、など自分の都合で頻度をペースダウンすることもできます。教習の時間を調整しやすいのもメリットといえるでしょう。
通学免許は合宿免許に比べるとやはり免許取得までに時間がかかりやすいです。普通免許を取得するまでに1、2ヶ月程度は見ておいたほうがよいでしょう。
仕事や学校等と並行している場合が多いので、仕方がない部分でもありますが、とにかく早く免許を取得したいという人にはデメリットとなります。
また夏休み(8月)や高校生の卒業前(2、3月)など、自動車学校の繁忙期シーズンではさらに免許取得までに時間がかかる可能性が高くなります。通学免許を希望している人はできるだけその時期は外して検討してみましょう。
また通学免許では教習予約を毎回取る必要があります。一気に予定を決めておきたい人には面倒な部分といえますね。
「通学免許」と「合宿免許」を比較してみよう
「免許取得にかかる費用」の比較
免許を取得するためにかかる費用は、合宿免許と通学免許でどれくらいの差があるのでしょうか?比較してみましょう。
- 宿泊,3食付きで20万円を下回る自動車学校もあり。
合宿免許は通学免許と比較すると、圧倒的に料金が安いといえます。
教習の回転率の良さが理由として考えられますが、比較サイト などで全国の合宿免許と料金を競い合っているというのもポイントかもしれません。
「免許取得までの期間」の比較
自動車学校に通い始めてから、卒業するまでの期間について比較してみましょう。
- 合宿免許・・・約2、3週間
- 通学免許・・・約1、2ヶ月
という結果になりました。
ルール上、MT免許は15日、AT免許は13日より早く自動車学校を卒業することは不可能です。しかし合宿免許ではその最短日数にスケジュールを合わせているところも多くあります。長期休暇が利用できるのならば、その間に免許を取得することは難しくないでしょう。
「学校設備」の比較
では、学校設備について比較をしてみましょう。
- 学校設備が新しいor気にしているところが多い
- 料金を安く設定して学校設備は古いところもあり
設備面は合宿免許、通学免許に関わらずその自動車学校の考え次第ということになります。しかし合宿免許は全国の教習生がお客さんになる可能性があるため、TwitterやInstagramなどのSNSでの評価を気にする傾向があります。
特にそういったSNSを気にしている(発信している)自動車学校は、学校設備にも気をつかっていることが多いので参考にしてみてください。
「合宿」と「通い」は免許を取るならどっちがいい?まとめ
この記事では合宿免許と通学免許の違いやメリットデメリットについて紹介しました。
ここまで説明してきたように、料金や卒業までの期間は圧倒的に「合宿免許」が勝っているといえます。ただ合宿免許を選ぶことのできない一番の問題は「長期休みが必要である」ということです。
長期休みが取得できて、泊まり込みに抵抗がない人は、まず合宿免許を選ぶ方がおすすめだと言えます。
合宿免許と通学免許、どちらを選ぶのか?
一度自分の条件と照らし合わせて考えてみてはいかがでしょうか。
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