普通免許+二輪免許の同時取得のメリットとデメリット

目次

「普通免許」と「二輪免許」は同時取得ができるんです。

普通免許と二輪の免許の両方を取りたいな。
でもどっちから先に取ろうか迷うなぁ。

というあなたに朗報です。よく勘違いされやすいのですが、実は

普通免許と二輪免許は同時に取得する事ができます。

また必ずMT免許である必要もなく、

  • 普通MT+普通二輪MT
  • 普通MT+普通二輪AT
  • 普通AT+普通二輪MT
  • 普通AT+普通二輪AT

といった組み合わせでも同時教習が可能です。

ではここからは普通免許と二輪免許を同時に取得する際のメリットとデメリットを紹介していきましょう。

普通免許と二輪免許の同時取得のメリット・デメリット

同時取得することのメリット

普通免許と二輪免許を同時に取得することのメリットは

  1. 本免許試験に行くのが一回で済む
  2. 自動車教習所に再入所する必要がない
  3. 自動車とバイクの運転を一度に学ぶ事ができる
  4. 閑散時期はお得な料金設定をされている事が多い
  5. 免許証を見れば同時取得が(見る人が見れば)わかる

それでは一つずつ解説していきましょう。

本免許試験に行くのが一回で済む

同時取得でない場合は、①普通免許で一回②二輪免許で一回と合計2回免許試験場に行く必要があります。

免許試験に2回行くことのデメリットは、

  • 平日にしか実施していないので2回平日に行く必要がある
  • 免許試験場は県内の限られた場所にしかないため(下手すると1か所)、遠い距離を2度行くことになるかも
  • 免許証が2回交付されるため、免許交付手数料が2回分必要

となっています。

試験場はどうせなら一回で済ませておきたいね。

自動車教習所に再入所する必要がない

普通免許と二輪免許を別に取得する場合は、教習所に2度入所する必要があります。

教習所によっては、入学金が2回分必要な場合などもあり費用的にも手続きとしても無駄な部分が出てくる可能性が高いです。

それに比べ、同時入所ならば一度の教習所通いで済むのがメリットといえますね。

自動車とバイクの運転を一度に学ぶことができる

四輪と二輪の免許を同時に取得したいと考えている人はかなりのクルマ好き(バイク含む)だといえるでしょう。

教習所でもクルマとバイクの運転や仕組みを同時に学べる事は大きいメリットといえるのではないでしょうか。

閑散時期はお得な料金設定になっていることも多い

自動車教習所は繁忙期と閑散時期がハッキリしている業界です。

閑散時期は多くの教習生に来てもらいたい時期であるため、「普通免許+二輪免許」のようなプランは非常にありがたいお客様でもあるわけです。

他のプランでもそうですが、この同時取得プランは特に「お得な料金設定」となっている可能性が高いコースですね。

免許証で同時取得がわかる

免許証の左下には3つの日付があるのをご存じでしょうか?

これには①二輪免許②四輪免許③二種免許を最初に取得した日が記載されています。これは免許更新をしても変わることがありません。

今回の「普通免許+二輪免許」の同時取得の場合は①と②の日付が全く同じとなるわけですね。

運転免許なんでもQ&A管理人
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見る人が見ると「四輪と二輪を同時取得している」というのがわかるわけですね。

同時取得することのデメリット

  1. 技能の時間が少し長くなる
  2. 車とバイクを同時に学ぶため、覚えるのに苦労することも
  3. 通学制で「同時教習」は現実的ではない

技能の時間が少し長くなる

普通免許+二輪免許を同時取得する場合は、二輪の技能教習が1~2時限ほど長くなることがほとんどです。

その理由は二輪免許のコースも「免許なし」の状態から取得することになりますので、その分長い教習時間になってしまいます。

安い料金で多く二輪の練習ができると思えば、逆にメリットともいえるかもしれません。

車とバイクを同時に学ぶため、覚えるのに苦労することも

同時教習では、車とバイクの両方を同時に進めていくことになります。

操作になれるまでは、混乱してしまう可能性もありますね。

バイクだけ先に教習終了して、その後に車の教習、みたいなことはできないよ。

通学制で「同時教習」は現実的ではない

この同時教習の一番のデメリットといえるのは、

同時教習に教習所自体が慣れていない場合が多い

ということです。生徒の多い教習所や合宿免許ならば別ですが、同時教習を推進している教習所は多くありません。

つまり「教習所や教官にあまり同時教習の経験がない」ということになります。ただでさえ難しい同時教習コースなので、教習所側にきちんとしたマニュアルがないと不安ですね。

また通学制でやるには教習時限が長すぎるという面があります。

例えば「普通MT+普通二輪MT」コースの場合は

普通MT   技能 34時限 学科26時限

普通二輪MT 技能 19時限 学科27時限(うち26は重複)

合計  技能 53時限 学科27時限 総数 80時限

と80時限も必要になります。さらにこれに普通と二輪の検定の時間も必要になりますね。

仮に通学制で、学校帰りに毎日2時限ずつ通ったとしても40日以上必要となります。

また実際には毎日通うというのは現実的ではないため、2、3か月以上の期間がかかると思われますね。

その間は当然「普通車も二輪も乗れない」状態となっているので、同時教習を行うよりもどちらの免許でもいいから早くほしいとなってしまいそうです。

「普通免許+二輪免許」の同時取得は圧倒的に合宿免許がおススメ

同時教習における上記のデメリットのなかで「通学制では現実的ではない」というお話をしましたね。

では合宿免許での同時教習はどうでしょうか?じつは合宿免許では普通と二輪の同時教習を進めているところは非常に多いです。

運転免許なんでもQ&A管理人
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また私個人としても「同時教習やるなら合宿」と思っています。

その理由は

  1. 最初からスケジューリングしているので無駄がない
  2. 普通+二輪でも最短取得が可能

となっています。合宿免許の場合は事前にスケジューリングされているので無駄が

上記の説明では「普通MT+普通二輪MT」では2,3か月以上かかるという話をしましたが、合宿免許ならば

最短22日で取得可能です。

普通MTの最短が15日であることを考えると+7日で二輪免許も取得することができるということになります。

ちょっと現実的な数字になってきた・・!

クルマとバイクの免許が欲しい人は、夏休みなどの長期休みを利用した「普通+二輪」免許コースを検討してみてはいかがでしょうか?

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