認知機能検査でよくある質問まとめ【場所は?】【期間は?】

高齢ドライバー 免許更新

「認知機能検査のお知らせ」というハガキが来たけど、なんのことだろう・・?

75歳以上で免許更新をするためには「認知機能検査」が必要です。この記事では「認知機能検査」でよくある質問をまとめています。

目次

認知機能検査の実施場所・費用について

認知機能検査はどこで受けることができますか?

認知機能検査を実施している場所は

  • 自動車学校
  • 警察署(県により未実施の場合あり)

となっています。事前予約をしないと受講できませんので、通知が来たらすぐに予約の連絡をしてください。

受講場所は住所のある県の自動車学校、警察署になります。他県に住所がある場合はその県で受講する必要があります。

認知機能検査の費用はいくらですか?

認知機能検査の手数料は1度につき750円です。認知機能検査は期間内なら何度でも受験することができます。つまり検査結果に満足がいかない場合、何度でも受検可能ということです。※毎回750円が必要となります。

認知機能検査の時間はどれくらいかかりますか?

認知機能検査は30分の検査となります。ただし受付や検査前の説明、終了後の手続きなどを含めると1時間〜2時間程度みておいた方が良いです。

認知機能検査の内容について

認知機能検査はどういった内容ですか?

認知機能検査は大きく次の3つで構成されています。

  1. 時間の見当識
  2. 手がかり再生
  3. 時計の描画

となっています。各項目の内容は次からの質問で詳しく説明しています。

「時間の見当識」とはどういったものですか?

認知機能検査を受けた日の年月日、曜日、時間を答えます。簡単そうですが今が何年何月何日なのかを答えられない高齢者は多いので注意してください。

  • 今年は何年ですか
  • 今月は何月ですか
  • 今日は何日ですか
  • 今日は何曜日ですか
  • 今は何時何分ですか

といった内容となります。

「手がかり再生」とはどういったものですか?

16枚のイラスト(絵)を見て暗記するといった内容です。

2回答えを書く必要があります。1回目はヒントなし、2回目はイラストのヒントを見て回答するようになります。順序は関係ありませんのでとにかく絵を覚えておくことが重要です。

回答は選択式ではなく記述です。一般的な回答でないと不正解となりかねません(ベッドを布団と回答する等)。

予習する場合には家族にイラストを見てなんと呼ぶか確認しておいた方がいいでしょう。

「時計描画」とはどういったものですか?

白紙の状態から時計を描画する検査となります。デジタル時計ではなく一般的な時計を書く必要があります。

チェックするポイントとしては

  • 1から12の数字のみが記載されている
  • 数字の順序が正しい
  • 数字が正しい場所に描かれている
  • 2つの針が描かれている
  • 長針が正しい数字を指している
  • 短針が正しい数字を指している
  • 長針と短針の長さが適切である

の7つがあります。心配な方は事前に家族などに確認してもらった方がいいでしょう。

認知機能検査を受けた後について

結果が第3分類の場合はどうなりますか?

自動車教習所で以下の高齢者講習を受ける必要があります。

  • 時間:2時間講習
  • 費用:5,100円

この高齢者講習を終了後、免許更新の手続きができるようになります。

結果が第2分類の場合はどうなりますか?

自動車教習所で以下の高齢者講習を受ける必要があります。

  • 時間:3時間講習
  • 費用:7,950円

この高齢者講習を終了後、免許更新の手続きができるようになります。

結果が第1分類の場合はどうなりますか?

自動車教習所で以下の高齢者講習を受ける必要があります。

  • 時間:3時間講習
  • 費用:7,950円
内容としては第2分類の人と同じ講習となります。
ただし第2分類と違い、第1分類だった人は医師の診断を受ける必要があり、その結果によっては運転免許の停止や取り消しとなる場合があります。
第一分類や第二分類の結果に不満がある場合には、認知機能検査は何回でも受け直す事が可能です。分類が良くなった場合にはそれが適用されます。(ただし検査の回数分は費用がかかります)

その他

認知機能検査は何歳から受ける必要がある?

警察庁のHPによると

運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が75歳以上のドライバーは、高齢者講習の前に認知機能検査を受けなければならないこととされています。

とされています。

簡単にいうと75歳以上で免許更新をする人が対象ということですね。

認知機能検査は何点で合格なの?

認知機能検査は100点満点のテストとなりますが合格、不合格という概念はありません。点数によって3段階に分類が分けられるのみとなります。

点数 名称 認知機能の低下について
76点〜100点 第三分類 認知機能の低下のおそれなし
49点〜75点 第二分類 認知機能の低下のおそれ
0点〜48点 第一分類 認知症のおそれ
不合格はありませんが、分類によってその後の講習時間などが変わってきます。

検査を受ける前に勉強しておきたいのですが、問題集はありますか?

公式の問題集はありませんが、認知機能検査については問題自体が公表されています。イラスト暗記などの問題もあるため、警察庁のサイトからダウンロードして予習することもできます。

※リンクのページを下に進んでいくとイラスト暗記(手がかり再生)の問題があります。

独自に認知機能検査を考察しているサイトも存在します。

認知機能検査はいつから始まったのですか?

認知機能検査は平成21年6月1日より開始されました。ただ現在のような検査結果によりその後の講習内容が影響するようになったのは平成29年3月12日からとなっています。

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