やらない理由がない。自動車学校での「教官の指名」にはメリットしかない件

悩む人

自動車教習所、いろいろ迷うなぁ。通学にするか合宿にするか、料金が安いとこにするか。

ちょっと待ってください。自動車教習所を迷うのもいいですが、担当教官(指導員)選びも忘れないでくださいね。

みなさんは自動車教習所を選ぶときに、どんなところに気をつけますか?

  • 教習料金が安い
  • 家から近い
  • 教習車両が新しい

いろいろなポイントが考えられますね。しかし、みなさんの自動車学校生活が楽しいものになるかは、今挙げた内容(教習車・教習料金・コースの綺麗さ)は実はあまり関係ないのです。

「この自動車学校に通ってよかった」と感じられるかは、ほぼ担当教官次第なのです。いくら設備が最新のものを使っていて、教習で使う車が最新式だったとしても、助手席の担当教官との相性が最悪だったら・・、教習は一気に最悪なものになってしまいます

目次

自動車教習所で「担当教官が重要」な理由

なぜ担当教官によって自動車教習所が天国にも地獄にもなるのか

その理由は、普通免許を取るための技能教習の長さが関係してきます。免許を持っていない人が普通免許を取るために必要な教習時限は、34時限(AT限定なら31時限)です。

つまり、MTでもAT限定でも、30時限以上の運転が必要となるんです。 皆さんこの時間を軽く思いがちですが、よく考えてみて下さい。

車内に約30時間ですよ。。

仮に一緒に乗るのが家族や仲の良い友人なら30時間でも40時間なら、そんなに苦にはならないかもしれません。しかし、ほとんどの場合で担当教官は初対面の赤の他人です。相手が教習のプロだとしても、ちょっと辛そうです。

しかもその教官が

  • 全く喋らず、教習中ずっと無言
  • 意味のわからない世間話をしてくる
  • ずっと怒っている

という人だったらどうでしょう。おそらく最悪です。(しかも結構そういう人は多い)その結果・・、

ぜんぜん自動車学校面白くなかった・・。

もう免許をとるの辞めたい。

などという「自動車教習所が最悪」という話になってしまうのです。

絶対やっておきたい「担当教官の指名」

トラブルにならないために「担当を指名」しよう

では実際に教官とのトラブルにならないための方法について紹介していきましょう。その方法は一つ「担当教官を指名すること」です。

多くの自動車学校では「教官の指名制度」が存在します。この指名制度こそが、教官とのトラブルを未然に防ぐ一番の方法と言えるでしょう。

担当教官の指名制度について

自動車学校で「◯◯教官を指名したい」と、教習生側から担当を決めることができる制度。知り合いの教官や、卒業生に紹介してもらって指名するパターンが多い。

また指名には追加料金等の費用がかかる場合は少ないため、教習生側からするとデメリットがない制度といえます。

「指名してきた教習生」は他より優遇される?

これは心理的な話になってきますが、多くの場合で教官は「指名してきた教習生>>他の教習生」となりやすいです。

これはなぜでしょうか。その理由は「教習生の担当割り当て」が関係してきます。

現在、自動車学校は大きく「担当制」「随時制」という2つの教習の行い方に分かれています。それぞれの特徴としては、

担当制
ほぼ全ての技能教習を「担当」が行う。教習の進み具合やスケジュールなども担当と打ち合わせで行う場合がほとんど。担当と相性が悪いと最悪。
指名がない場合は自動車学校側にランダムで担当を決められる。
随時制
ネット予約などで教習スケジュールを決め、毎回違う(空いている)教官で技能教習を行う。嫌な教官に当たったとしても次は違う、という安心感はある。ただしほぼ毎回「初めまして」になるのが辛いところ。

この担当制・随時制のどちらの場合でも、指名をしていない教習生は教官側からすると「上司や会社にランダムに振りあてられた教習生」となります。逆に指名をしてくれた教習生というのは「自分を選んでくれた教習生」となるわけです。

指名客にはつい良い対応をしてしまうのは当たりまえですね。

また自動車学校によっては教官の指名に対してインセンティブ(報奨制度)を実施している場所もあります。

指名のインセンティブ制度
指名の数などで、通常の給与の他に奨励手当などがつく制度

給与という面でも指名を受けた教官は嬉しいものですね。

結論:「教官の指名制度」を使わない理由がない

自動車学校で教官を指名することのメリットはたくさんあるのに対し、デメリットはほぼないといえます。可能であれば担当の指名をすることを強くおすすめします。

また既に自動車学校を卒業してしまった人で、

もう自動車学校は行かないし、関係ない!

と思っていても、今から自動車学校に入る知り合いや家族にも指名制度と、通っていた時に評判のよかった教官の名前を教えてあげてください。きっと役に立つと思います。

教官の指名制度については、普通免許以外でもバイクやトラックなど、上位の免許を取得する場合にも使えます。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 四輪の教習所に1人だけうざい先生がいて、指名制度ないから教頭に「その先生だけは勘弁してくれ」と頼んだら、「入校式の適性検査の結果をもとに教官を決めている、子供じゃないんだから甘ったれるな」と言われました。

    • 釈圭優 さん

      コメント有難うございました。
      今回は嫌な思いをされましたね。そういった悪い対応をする教習所がまだまだ存在します。閉鎖的な業界のため、そんな他の業界ではありえない事が今でもあるのです。

      しかし最近ではTwitterなどの普及もあり、少しずつはマシになってきていると感じています。その「うざい先生」も以前はほとんどの生徒が泣き寝入りしていた(釈圭優さんのように訴えても潰されていた)状態だったと思いますが、今はSNSですぐに噂は広がっていきます。

      いつの間にかその「うざい先生」や「悪い対応の教習所」はなくなっているかもしれませんね。

  • 指名してしまうと、もし指名したインストラクターが、仮免と卒検の試験の時、緊張していつも通りの運転ができなくなってしまうって、事がありそうですね。

  • 訂正

    もし、指名しているインストラクター以外の人が、仮免や卒検の試験を受ける時緊張してしまい、普段通りの運転ができなくなってしまうのでは?

    • あずささん

      コメントありがとうございます。
      そうですね。「みきわめ」「検定」などの試験に関しては、担当ではできない(教習の一定数以上を行なった指導員では試験ができない)ように決まっています。
      なので、担当指導員が試験を行うことはまずありません。

      そういう意味では、普段からバラバラの指導員に教えてもらう方がいい部分もあるかもしれませんね。。

  • 訂正

    もし、いつも指名しているインストラクター以外の方が試験官になった場合、緊張して、普段通りの運転ができなくなってしまうのでは?と思います

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