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そもそも運転免許の「一発試験」とは
一発試験とは・・いきなり試験や直接試験などと呼ばれることもあります。自動車教習所に通わずに試験場で一発で試験を受けにいくことが由来になっているようですね。
一発試験と教習所卒業の違いを説明するには、免許試験のつくりから説明する必要がありますが、運転免許試験というものは本来どの免許に関しても
- 適性試験・・視力検査や聴力検査など
- 学科試験・・筆記試験
- 技能試験・・運転の試験
の3つで構成されています。この3つの全てに合格するとその免許試験に合格した、ということになります。仮に普通免許を持っている人が普通二輪で教習所卒業した場合に受験すると
| 普通免許持ちで普通二輪卒業 | 備考 |
適性試験 | ◯ | 受ける必要あり |
学科試験 | 免除 | 普通免許を持っているので免除 |
技能試験 | 免除 | 卒業証明書を持っているので免除 |
となり実際には適性試験のみ合格すれば、あとは免除で免許試験合格という流れになります。
これが同じ普通免許持ちでも、教習所を卒業していなければ
| 普通車持ちで普通二輪を直接受験 | 備考 |
適性試験 | ◯ | 受ける必要あり |
学科試験 | 免除 | 普通免許を持っているので免除 |
技能試験 | ◯ | 受ける必要あり |
となり、技能試験を免許試験場で受ける必要が出てきます。この技能試験の難易度が高いため一発試験の合格率は低いと言われています。
しかしそれでも一発試験を受ける人は一定人数います。その理由は
少ない回数で技能試験に合格できれば費用がめちゃくちゃ安く済むから。
が一番ではないでしょうか?
では実際に一発試験でどれくらい費用がかかるのか免許種別ごとにまとめてみました。
一発試験(直接試験場で受験)にかかる費用まとめ
| 受験料 | 試験車使用料 | 免許交付手数料 | 合計 | 取得時講習 | 取得時講習を含めた合計 |
普通免許 | ¥2,550 | ¥800 | ¥2,050 | ¥5,400 | ¥15,400 | ¥20,800 |
準中型免許(普通免許なし) | ¥4,100 | ¥2,500 | ¥2,050 | ¥8,650 | ¥17,800 | ¥26,450 |
準中型免許(普通免許持ち) | ¥4,100 | ¥2,500 | ¥2,050 | ¥8,650 | ¥32,200 | ¥40,850 |
中型免許・大型免許 | ¥4,100 | ¥2,500 | ¥2,050 | ¥8,650 | ¥22,000 | ¥30,650 |
仮免許(大型・中型・準中型・普通) | ¥2,900 | ¥1,450 | ¥1,150 | ¥5,500 |
| ¥5,500 |
大型特殊免許・けん引免許 | ¥2,600 | ¥1,450 | ¥2,050 | ¥6,100 |
| ¥6,100 |
大型二輪免許 | ¥2,600 | ¥1,450 | ¥2,050 | ¥6,100 | ¥16,650 | ¥22,750 |
普通二輪免許 | ¥2,600 | ¥1,450 | ¥2,050 | ¥6,100 | ¥16,200 | ¥22,300 |
二種免許(大・中・普) | ¥4,800 | ¥2,850 | ¥2,050 | ¥9,700 | ¥27,000 | ¥36,700 |
二種免許(大特・けん引) | ¥2,600 | ¥1,450 | ¥2,050 | ¥6,100 |
| ¥6,100 |
ここでは「取得時講習」という費用も入れています。これは一発試験で合格した後に教習所で受けなければならない講習のことです。車種によっては必要ないものもありますのでそれは空欄にしています。
取得時講習が必要なものは費用を入れていますので、それを合計した一番右の数字が
一発試験で、本当に一発で合格した場合にかかる費用
ということになります。(逆にいうと落ちれば落ちるほど受験料と試験車使用料は追加でかかるということになりますね)
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