風を切る爽快感、あこがれのバイク!
400ccまでのサイズのいわゆる中型バイクを運転するためには普通二輪免許が必要となります。
普通二輪免許は16歳から取得することができるため、興味がある人は普通免許より先に取得することもできます。
この記事では普通免許を持っていない人が自動車学校で、普通二輪免許を取得するための流れを「申し込み~免許取得まで」で紹介します。
免許なしの人が普通二輪免許を取るまでの流れ
入校申し込み
自動車学校に入るためには、まず入校申し込みをする必要があります。普通二輪免許を取得するための条件として16歳以上になっている必要がありますので注意ください。
また高校生は二輪免許を取るのに高校の許可が必要な場合がほとんどです。後からトラブルにならないように事前に高校に確認しておきましょう。
自動車学校の申し込みに必要なものは以下となっています。
- 入校申込書・・・自動車学校で手に入れることができます。申し込み時にその場で記入してもOKです。
- 住民票の写し・・・住民票の写しは免許証情報の元となる大事な書類です。
- その他本人確認書類・・・自動車学校では住民票とは別に本人確認書類を求められます。健康保険証、学生証などを準備しておきましょう。
- 教習料金・・・教習料金については「申込時」「入校時」など支払うタイミングは教習所によって異なります。事前に金額を問い合わせて準備しておきましょう。
入校日当日
入校日には2時間~3時間程度の時間を設定している自動車学校が多いようです。入校日の内容としては、
- 適性検査(視力検査など)
- 運転適性検査(OD式、K型のいずれか)
- 学科①(運転者の心得)
を受ける必要があります。学科①については普通免許等を持っている人は免除になりますが、始めて二輪免許を取る人は受ける必要があります。
第一段階
入校後はいよいよ教習が始まっていきます。「免許なしからの二輪免許取得」の場合は、学科教習と技能教習を並行して進めていくようになります。
普通二輪免許の1段階の教習は
- 技能教習:9時限
- 学科教習:10時限
となっています。技能に関しては以下のような基本的な運転操作を学んでいきます。
- 車の取り扱い、自動車の機構と運転装置の取り扱い
- 運転姿勢
- ブレーキ操作の仕方、発進及び停止の仕方
- 変則操作の仕方
- 安全走行、円滑な発進・加速
- 速度の調節
- ブレーキ操作
- バランスの取り方(直線・曲線)
- 車両特性を踏まえた運転
- 坂道の通過、坂道における停止及び発進
- オートマチック車の運転
第二段階
普通二輪免許の2段階の教習は
- 技能教習:10時限
- 学科教習:16時限
を受ける必要があります。技能に関しては応用的な運転操作を学んでいきます。
- 路上運転に当たっての注意と法規走行
- 通行区分等
- 走行ポジションと進路変更
- 交差点の通行(直進・右折・左折)
- 見通しの悪い交差点の通行など
- 安全な速度と車間距離
- カーブの安全走行・体感走行
- 急制動、回避
- ケーススタディ(交差点)
- 交通の状況及び道路環境に応じた運転
- 危険を予測した運転
- 高度なバランス走行など
卒業検定
2段階の教習をすべて終了したら、卒業検定を受けるようになります。
ここで注意したいのは
二輪の卒業検定ではコースを覚えていないといけない!
ということです。四輪の免許と違い、隣に教官が乗っていないためコースを指示する人がいません。(コース間違えは教えてくれますが・・)
なので卒業検定のコースは受験者である皆さんが覚える必要があります。
意外と試される暗記力・・。
本免試験(学科試験があります)
卒業検定に合格すると、卒業証明書を受け取ることができます。この卒業証明書を持って免許試験場に受験をしにいくようになります。受験の内容としては
- 適性試験(受験が必要)
- 学科試験(受験が必要)
- 技能試験(免除)
となっています。運転の技能試験は教習所卒業なので免除となりますが、普通免許を持っていないため学科試験を受ける必要があります。
これに合格すれば晴れて普通二輪免許を取得し、みなさんもライダーの仲間入りとなります。