子供を何人乗せられるかわからない時のチェックすること【乗車定員からの一覧表つき】

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うちの車、子供を何人乗せられるの?

友人の家族を今度車に乗せて遊びに行く予定だけれど、
子供も多いしうちの車で乗れるのだろうか・・?

普段は乗る分には問題にならなくても、急きょ友人家族や親戚の子供を多く乗せなければいけない場面があったりしますよね。

そういった突然の場合には

  • 今乗っている車で対応できるのか
  • レンタカーを借りるなど、2台必要なのか

を調べる必要がありますね。

運転免許なんでもQ&A管理人

今回はそんな時のチェック方法についてご紹介しますね。

子供の乗車定員の計算方法の基本

道路交通法では12歳未満の子供(12歳は含まれない)については、乗車定員として1.5人で大人1人と同じ、とされています。

ちょっとわかりにくい・・。

つまり子供3人で大人2人分とみなしますよ、ってことなんですね。12歳未満の子供は体が小さいため、多く乗ることができるというのがこの考えの元となります。

またこの法令に対しては、特に身長や体重などに関しては記載されていません。とにかく12歳未満の子供が対象になる、ということも覚えておきましょう。

子供が何人乗れるか確認するための流れ

では実際にみなさんが今から運転する車に「何人」子供が乗ることができるのかを確認するための流れを紹介していきましょう。この流れさえ覚えておけば、さっと計算ができるため非常に便利ですよ。

乗っている車の乗車定員を「車検証」で確認する

みなさん、自分の普段乗っている車の乗車定員、答えられますか?

乗車定員というのは車両ごとに完璧に決められています。同じような大きさの車でも4人だったり、5人だったりとパッと見だけでは判断できません。

乗車定員を確認する間違いない方法、それは

車検証をチェックする

ことです。チェックするのは以下の場所になります。

車検証 乗車定員

車検証 乗車定員

このように車検証にはバッチリ「乗車定員」という項目があるため、それを見て自分の車の乗車定員を確認しましょう。

大人が何人乗るかを確認する

車の乗車定員を確認したら、今度は大人が乗る予定の人数を確認しましょう。子供が乗る人数を計算する際には大人の人数を先に確定させ、その後に子供が何人まで乗れるかを考えた方がやりやすいのです。

計算式で子供が乗れる人数を確認する

ここまで確認すれば後は計算式に当てはめるだけになります。以下の計算式を見てください。

(乗車定員ー大人の人数)×1.5=子供が乗れる人数

となります。(小数点が出れば切り捨て)

では実際に具体例で見ていきましょう。

例1:トヨタのルーミー(乗車定員5人)で大人2人が乗る場合

トヨタ ルーミー 乗車定員

※トヨタ公式HPから引用

この場合は

(乗車定員(5人)ー大人の人数(2人))×1.5=4.5人

という計算になります。小数点を切り捨てると、この場合は4人までの子供を乗せることが可能となります。

例2:日産セレナ(乗車定員8人)で大人が4人乗る場合

日産 セレナ 乗車定員

※日産公式HPから引用

この場合は

(乗車定員(8人)ー大人の人数(4人))×1.5=6人

という計算になります。つまりこの場合は6人までの子供を乗せることが可能となります。

セレナやステップワゴンなどのミニバンは乗車定員がモデルで異なります。上記では8人乗りで計算していますが、7人乗りもありますので車検証をよく確認してみてください。

乗車定員別 子供が乗れる人数一覧表

世の中には乗車定員を計算できるような素晴らしいサイト(自分も活用させてもらっています)も存在します。

ここでは乗車定員別の子供が乗ることができる人数を一覧表でまとめておきますので、参考にしてみてくださいね。

運転免許なんでもQ&A管理人

普通免許で運転することができるのは乗車定員10人までとなっているため、ここでは10人までをまとめています。

乗車定員4人

大人の人数 1人 2人 3人 4人
子供が乗れる人数 4人 3人 1人 なし

乗車定員5人

大人の人数 1人 2人 3人 4人 5人
子供が乗れる人数 6人 4人 3人 1人 なし

乗車定員6人

大人の人数 1人 2人 3人 4人 5人 6人
子供が乗れる人数 7人 6人 4人 3人 1人 なし

乗車定員7人

大人の人数 1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人
子供が乗れる人数 9人 7人 6人 4人 3人 1人 なし

乗車定員8人

大人の人数 1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人 8人
子供が乗れる人数 10人 9人 7人 6人 4人 3人 1人 なし

乗車定員9人

大人の人数 1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人 8人 9人
子供が乗れる人数 12人 10人 9人 7人 6人 4人 3人 1人 なし

乗車定員10人

大人の人数 1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人 8人 9人 10人
子供が乗れる人数 13人 12人 10人 9人 7人 6人 4人 3人 1人 なし

乗車定員はあくまで上限。「安全が大切」ということを忘れずに

子供の乗車定員の「違和感」

ここまでこの内容を見られて「あれっ?」と違和感を感じられた人はいませんか。その人は安全なドライバーと言えるかもしれません。その違和感の正体は

こんなに子供が乗っても、シートベルトの数が足りないんじゃない?!

ということではないでしょうか。もともと5人乗りの車に6人乗せようとするのですから、シートベルトの数は足りませんね。

実はこの場合、シートベルトの着用が免除されるということになっています。道路交通法の規定(第二十六条)にはこう書いてあります。

運転者席以外の座席の数を超える数の者を乗車させるためこれらの者のうちに座席ベルトを装着させることができない者がある場合において、当該座席ベルトを装着させることができない者を運転者席以外の乗車装置(運転者席の横の乗車装置を除く。)に乗車させるとき(法第五十七条第一項本文の規定による乗車人員の制限を超えない場合に限る。)。

※e-Govより引用

運転免許なんでもQ&A管理人

ちょっと理解しづらいですね。神奈川県警のQ&Aがわかりやすかったので、そちらを見てみましょう。

  大人2人分の席に子ども3人が乗れますが、定員内で子どもがたくさん乗るときに、チャイルドシートを人数分設置すると全員が乗れなくなってしまうときにはどうすればいいですか?

乗車定員の範囲内でチャイルドシートを使用すると全員が乗れなくなるときは、チャイルドシートは免除されます。しかし、乗車させる全ての子どもについて使用義務が免除されるのではなく、可能な限り多くのチャイルドシートを使用させる必要があります。

※神奈川県警HPより引用

ということになります。つまり子供を乗せることでシートベルトやチャイルドシートが足りなくなった場合には着けなくても良い(できるだけ着ける)ということなんですね。

「安全が一番」ということを忘れずに

最後にお話したいのは、まず安全が一番ということです。上記で説明したのはあくまで乗車定員の上限、ということになります。

今の制度上はその人数まで乗せることはできますが、実際のところどうでしょうか。

自分たちの子供にシートベルトやチャイルドシートを着けさせずに車に乗せて遠出をしますか?

事故のことを考えると恐ろしい・・。

あくまで上記の人数は原則として考えて、子供の(大人も)の身を守るシートベルトやチャイルドシートの着用ができるような人数で行動することをおすすめします。

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