5分で読める!普通二輪免許を一発試験で受けるための基本知識

目次

「一発試験」と「指定校卒業」の違い

まずは一発試験についての基本的なところを説明します。

そもそも運転免許の取得方法は基本的に以下の2通りです。

  • 指定校(自動車学校)を卒業してからの免許取得
  • 指定校(自動車学校)に入らずに直接免許試験場で免許取得

ほとんどの人が自動車学校を卒業してからの免許取得となっていますが、自動車学校に入らずに直接試験場で免許を取得することもできるわけです。

そしてこの直接試験場で免許取得のことを、一発試験(いきなり試験、直接受験など)と呼んだりするのですね。

では指定校卒業での試験と一発試験ではどのような違いがあるのでしょう。それはズバリ

技能試験(運転の試験)が免除されるかどうか

です。自動車学校を卒業していれば技能試験を免許試験場で受けずにすむ(免除)ため、うまくすれば短期かつ安価で免許を取得することが可能なのです。

普通二輪免許の一発試験の基本

普通二輪免許の受験資格

普通二輪免許の受験資格は以下のようになります。

  • 年齢が16歳以上
  • 視力が両眼で0.7以上かつ一眼でそれぞれ0.3以上。
    一眼の視力が0.3に満たない方若しくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上であること。

となっています。ちなみに普通免許を持っていても、持っていなくても受験することが可能です。(ただし普通免許がないと学科試験も受験する必要が出てきます)

一発試験(普通二輪免許)にかかる費用

普通二輪免許の一発試験でかかる費用(普通免許持ち)は以下となります。

6,100円(受験料2,600円、試験車使用料1,450円、免許証交付料2,050円)

費用が高いように感じる人もいるかもしれません。指定校(自動車学校)卒業した人の場合は

3,800円(試験手数料 1,750円、交付手数料 2,050円)

となっており、技能の試験がある分受験料が少し高くなっているのと、試験車を使用(借りる)料金が増えているのですね。

試験不合格で再受験をする場合、上記の試験料(免許証交付料を除いた4,050円)はそのたびにかかります。

普通二輪免許の一発試験に必要なもの

普通二輪免許の一発試験に必要なものは以下となります。

  • 運転免許申請書及び質問票(用紙は運転免許センターにあります。)
  • 本籍が記載されている住民票の写し(6か月以内のもの)または現在免許を持っている人については免許証
  • 申請用写真 1枚
  • 手数料 
  • 学科試験を受ける方は筆記用具(鉛筆もしくはシャープペンシル、消しゴム)
運転免許なんでもQ&A管理人

上記のものを持っていけばまず大丈夫ですが、県や免許センターによっては他に必要なものがあるかもしれません。受験する免許センターに事前に確認は必要ですね。

実は2日かかる?一発試験

一発試験は一回で終了しそうなイメージがありますが、実は2回試験場に行く必要がある可能性が高いんです。

理由は受験日程を2日に分けている試験場が多いからなんです。

以下のように日程を設定している試験場が多い・・。(わかりやすく受験のみにしてます)

  • 1日目:適性試験・学科試験(免なしのみ学科)
  • 2日目:技能試験

1日目で適性・学科に合格した人に対して、2日目の技能試験の日取りを決めるというパターンですね。(2日連続ではないことに注意)

2日間、平日に受験に行く必要があるということになります。

合格後の取得時講習について

では一発試験に合格すれば、すぐに免許が交付されるかというとそうではありません。

一発試験合格者には「取得時講習」という講習の受講義務があり、これを受けてからの免許交付となります。

普通二輪免許の取得時講習は

  • 講習時間:3時間
  • 費  用:14,000円
  • 内  容: 運転に係る危険の予測、二人乗りに関する知識、その他安全な運転に必要な知識と技術

となっています。取得時講習は自動車学校で受講する必要があります。(試験場が予約してくれる場合と自分で直接自動車学校に予約を取る場合があります。試験の合格後に案内がありますので確認しましょう)

運転免許なんでもQ&A管理人
 

(免許なし・原付のみ)の人は上とは別に応急救護処置講習(3時間、4,200円)の受講の必要もあります。

一発試験か教習所かを選ぶのは個人の条件次第

最後に一発試験を受けたほうがメリットがある人と、あまり一発試験をお薦めしない人をまとめておきます。

一発試験の方がメリットがある人

普通二輪免許を受けるメリットがあるのは・・

  • 普通二輪の運転操作に自信がある人
  • 平日に休みがよく取れる人
  • 格安で免許を取得したい人
  • すぐに二輪免許は必要ない人

となります。そもそも普通二輪に乗ったこともないし、交通ルールも全然わからないという人が一発試験を受けてもまず通りません。ある程度自信がある人以外は受けるだけ損する可能性が高いです。

また上記でも書いていますが、試験に一度で合格したとしても何度も平日に試験場に通う必要が出てきます。そもそも平日に休みがなかなか取れないひとは受験するのが難しいでしょう。

また一発試験はやはり安いです。(ほとんどの人はそれが目的ですね)もし仮に一発で合格ならば

  • 受験手数料(6,100円)
  • 取得時講習(14,000円)

の合計で20,100円で普通二輪免許を取得することも可能です。(応急救護なしの場合)格安で免許を取りたいひとはおススメできるでしょう。

ただし一発試験はやはり難しいです。

バイクも買った!一刻も早く二輪免許が欲しい!!

という人には少し不向きかもしれませんね。

まとめて休みが取れるなら合宿の方がよい?

一発試験は名称のようにすぐ免許がとれるイメージがあります。しかし実際には不合格率の高さやその後の取得時講習など、意外と時間がかかる場合が多いです。

ちなみに合宿免許で普通二輪免許を取得(普通免許持ち)する場合は、

  • 日数:最短8日
  • 費用:60,000~90,000円程度(時期などによります)

がベースとなってきます。下手に一発試験を狙っていくよりも取得までの道のりは早かった、という場合もあります。

合宿免許ドリーム
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